地域に根ざす資源・文化をともに磨き、これからの循環を考える150日間
2022.9.16 - 2023.2.18
migakiba(ミガキバ)は地域を超えて多様な専門性・背景を持つチームが集い、地域の資源や文化をともに探索し磨き合うことで、これからの循環を考える環境省主催の実践型研修プログラムです。
本年度は独自の自然環境や文化的・歴史的背景を持つ7つの地域を舞台に、それぞれの土地に根ざし先駆的な活動を実践する現地事務局、講師陣による伴走のもと、新たなプロジェクトを構想していきます。
各地域を起点に、ときに交わりながら進む約150日間(9/16 - 2/18)のプログラム。本年度は新型コロナウイルスの状況をふまえて、オンラインを基本とした上で、現地フィールドワークの機会を設けています。また応募は2~5名で1組のチーム単位とし、オンライン環境下でも、スムーズなコミュニケーションがとれる体制で実施していきます。
気候変動や海洋汚染、生物多様性の喪失など、地球規模の危機は地域の課題と密接に結びついています。私たちが日々暮らす地域=ローカルを起点として新たな脱炭素・循環型社会のあり方を描くチームのご参加をお待ちしております!
循環経済・自立分散型社会への移行に向けて、地域の資源や文化を内外の視点から磨き合うことで、これからの持続可能な地域のあり方を切り拓く人材を育成します。
7つの開催地それぞれの自然環境・文化的背景に基づくテーマを設定。先駆的実践者として活動する企業・団体が現地事務局を担うことで、地域・テーマに対する理解と洞察をサポートします。
7つのテーマに加え、デザイン、ビジネス、ストーリーテリングなど各分野を専門とする講師陣によるセミナー・メンタリングで、プロジェクトを多角的視点から磨き、実現に向けてサポートします。
01: 北海道・北海道勇払郡厚真町
田畑や牧場、森林、海など豊かな自然に恵まれた厚真町では、近年、シェア畑やライドシェアサービス、循環型の和牛牧場、テロワール型ワーケーションなど、さまざまな事業が生まれている。「厚真町コミュニティスペースイチカラ」や「ローカルベンチャースクール」などをフィールドワーク先候補とすることで、厚真町の挑戦を促す土壌を探り、自然と文化・経済の多様な資本を織り交ぜた事業の創出を目指す。
「マドラー株式会社」
都会×地方、ベテラン×ワカモン、テクノロジー×レガシーなど「境界を超えて世界をかき混ぜる」をコンセプトにし、世の中をかき混ぜアウフヘーベンをおこしながら新しい未来を作っていく。
マドラー株式会社 代表取締役社長
成田 智哉
世界の境界はどんどんなくなっていき、対立しているように見えるものはどんどん止揚されていきます。ローカルからの可能性を楽しんでいきましょう!
02: 東北・宮城県石巻市
石巻ではデザインの力でDIYの可能性を広げる家具ブランド「石巻工房」や、石巻のホップを使ったクラフトビールが飲めるI-HOP CAFEや石巻工房のショールーム、ゲストハウスなどが併設された複合施設「ISHINOMAKI HOME BASE」をはじめ、新たな活動が各地で生まれている。これらをフィールドワーク先候補することで、自分たちの手でつくり出すことで、もし壊れても自分たちで直せるレジリエントな暮らしのあり方を探る。
「いしのまきグリーンツーリズム協議会」
漁業のまちの農業という少し変わった切り口をはじめ、石巻の暮らしや文化・アート、食、自転車とまちにちりばめられた魅力を発信すべく、海、山、川そしてまちと広がるエリアをつないだ「くらす(暮らす & Class)」体験を市内外にお届けしています。(令和3年度農泊推進対策取組地域)
いしのまきグリーンツーリズム協議会
加納 実久
石巻暮らしを楽しむ仲間たちにぜひ会いに来てください!美味しい恵みとお待ちしております!
03: 関東・群馬県長野原町北軽井沢
北軽井沢を拠点とし、キャンプ場をはじめとする場づくりを基盤に、薪製造から自伐型林業、建築や家具づくり、養蜂や商品開発まで、地域循環にかかわる多面的な事業展開を行う「きたもっく」。宿泊型ミーティング施設「タキビバ」や、2021年にスタートした地域資源活用工場「あさまのぶんぶんファクトリー」などをフィールドワーク先候補として、自然とともに生きるための場づくりの実践に学び、他地域での展開や新たな産業の創出の可能性を探る。
「地域未来創造事業体きたもっく」
浅間山の麓「北軽井沢」で、広葉樹を中心に自伐型林業を展開。遊休山林や耕作放棄地では植生循環を促す養蜂に取り組む。木は薪や建築材に、蜂蜜は食材や加工品として、年間10万人が訪れるキャンプ場スウィートグラスや焚火に集う宿泊型ミーティング施設タキビバなどで活用。地域資源の価値化と人が集う場づくりとで、持続可能な地域循環事業を実践。
きたもっく事業戦略室 室長/フィールド事業部長 -事業構想修士-
土屋 慶一郎
同じ質の志をもつ方々と刺激しあいながら、このプロジェクトを進めていきたいと思っています!
04: 中部・富山県南砺市井波
250年を超える木彫刻文化を背景に、現在も約200人の彫刻師を誇る全国一の産地、井波。近年では木彫りのみならず、陶芸や漆芸、パンやコーヒー、地域資源を活用したクラフトビールなどの多くの職人が暮らし、制作をしている。職人に弟子入りできる分散型の宿「Bed and Craft」の位置するエリア一帯や、合掌造り集落の五箇山地域をフィールドワーク先候補として、半径30km圏内でつくる循環型のクラフトのあり方を探索する。
「一般社団法人ジソウラボ」
南砺市井波地域で地域づくりを行う法人。2019年に異業種による地元にゆかりのある若手有志7名で設立。町が育んできたこれまでの歴史と文化を踏まえながら、100年後の地域における文化の源泉になる人材を育てるための活動を行っている。これまで飲食業やモビリティ、伝統工芸など着実に人材はうまれている。また、ジソウラボから、個々の特徴的な分野に特化した新しいラボ(団体)がうまれ始めている。
ジソウラボ 理事 建築家 コラレアルチザンジャパン代表取締役
山川 智嗣
私たちの地域や土地から、感じ取ってください。大切なものが残っている場所だと思います。
05: 近畿・京都府京都市京北
平安遷都以来の木材供給地として栄え、土地の93%を森林が占める里山、京北。同地を拠点とする現地事務局ROOTSは、インターナショナルな背景や経験を豊富に持つメンバー構成で、海外と連携したスタディツアーや宿泊施設運営、ローカルビジネスのデザインなどに取り組んでいる。地域に根づく持続可能な循環の知恵を、グローバルな視点で読み解き直す新たな教育・学びのプロジェクト創出を目指す。
「京北 ROOTS」
地域の根(ROOTS)を深く理解し、その知恵を次の時代に再編し、国際的に利用可能なアイデアとして展開している。高齢化で失われつつある地域の知恵と現在を生きるグローバルな人々を繋げ、世界や地域が抱える課題を解決する新たな知恵やイノベーション、次世代の人材を生み出していくことが使命。地域でのコワーキングやスタディツアーなどを行っている。
株式会社ROOTS 代表取締役
中山 慶
世界の教育機関やプロフェッショナル達と、里山をフィールドにした体験・貢献型の学びの場を作っています。興味ある方はぜひ!
06: 中国四国・香川県三豊市
瀬戸内海の自然環境や農産物に恵まれた三豊市では、食育や食文化継承、流通開発事業、ツーリズムなど、食を起点とした地域循環にかかわる多様な事業が生まれている。複合施設として生まれ変わった地域最後の酒蔵「三豊鶴」や、地元企業を中心に11社が共同出資してできた会社瀬戸内ビレッジが開業した一棟貸しの宿「URASHIMA VILLAGE」などをフィールドワーク先候補とし、持続可能性を考える入り口として食を捉える新たな事業づくりを目指す。
「瀬戸内サニー株式会社」
瀬戸内サニー株式会社は、瀬戸内・香川県に根ざしたYouTubeチャンネルおよびSNSメディアを自社プロダクトとして、YouTube・SNSを活用して企業・自治体のデジタルマーケティングを支援する動画メディア系ベンチャー企業です。また、一方で交通安全の啓発や若者の投票促進など、スマホ世代を取り巻く社会課題に対して、インフルエンサーとして精力的に活動しています。
瀬戸内サニー株式会社代表取締役社長・YouTuber
大崎 龍史
多くの人々が行き交う瀬戸内海。住んで良し、訪れてよしの三豊市で、あなたの好きなこと、得意なことを社会に役立ててみませんか。
07: 九州・沖縄県うるま市
沖縄の昔ながらの風景や暮らしが残る島しょ地域が魅力のうるま市。集落ごとの言葉や300年以上も受け継がれる舞踊など、独自の文化がいまも息づいている。一方で、県内3位の人口でありながら、1人当たり所得は県内ワースト2位と、沖縄の光と影が混在する地域でもある。コミュニティ食堂や共同売店、コワーキングスペース、宿泊施設までが一体となった複合施設「HAMACHŪ」などをフィールドワーク先候補として、オーバーツーリズムや貧困率・離婚率といった沖縄の社会課題に触れ、真の豊かさとこれからの生き方を探究する。
「株式会社うむさんラボ」
うむさんラボが目指すのは「自然とひと、人とひととがありのままの姿で、ともにあることができる社会」。そのために、幅広いビジネススキルやネットワークを活用して、「社会をより豊かにする」事業への経営支援、事業開発などを行います。「豊かさを分かち合える、逞しくて優しい経済循環」を生み出し、これからの社会の在り方を、沖縄から世界へ、そして未来へと発信していきます。
株式会社うむさんラボ代表取締役/株式会社レキサス代表取締役
比屋根 隆
沖縄の豊かさを体験して、「ありのままでいい」「分かち合おう」の心溢れるあたたかい社会を創りましょう!
想定される時間 | 北海道 勇払郡厚真町 |
宮城県 石巻市 |
群馬県 長野原町北軽井沢 |
富山県 南砺市井波 |
京都府 京都市京北 |
香川県 三豊市 |
沖縄県 うるま市 |
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参加者公募イベント | 18:30-21:00 | 8月17日(水) | ||||||
エリア公募イベント | 18:30-20:00 | 8月23日(火) | 8月22日(月) | 8月19日(金) | 8月22日(月) | 8月23日(火) | 8月22日(月) | |
参加者応募締め切り | - |
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参加者決定・お知らせ | - | 9月5日(月)頃より順次 | ||||||
<視点を磨く編> | ||||||||
オリエンテーション | 18:30-21:30 | 9月16日(金) | ||||||
全体ウェビナー(1) | 19:00-21:30 | 9月28日(水) | ||||||
現地フィールドワーク | - | 10月15日(土)-16日(日) | 10月9日(日)-10日(月・祝) | 10月22日(土)-23日(日) | 10月9日(日)- 10日(月・祝) |
10月15日(土)-16日(日) | ||
全体ウェビナー(2) | 19:00-21:30 | 10月26日(水) | ||||||
migakibaサミット | 13:30-16:00 +交流会 |
11月5日(土) | ||||||
地域別ウェビナー(1) | 19:00-21:30 | 11月10日(木) | 11月15日(火) | 11月11日(金) | 11月14日(月) | 11月10日(木) | 11月15日(火) | 11月14日(月) |
地域別ウェビナー(2) 地域別中間報告会 |
19:00-21:30 | 11月24日(木) | 11月29日(火) | 11月25日(金) | 11月28日(月) | 11月24日(木) | 11月29日(火) | 11月28日(月) |
<事業を磨く編> | ||||||||
全体ウェビナー(3) | 19:00-21:30 | 12月7日(水) | ||||||
地域別ウェビナー(3) | 19:00-21:30 | 12月15日(木) | 12月20日(火) | 12月16日(金) | 12月19日(月) | 12月15日(木) | 12月20日(火) | 12月19日(月) |
全体ウェビナー(4) | 19:00-21:30 | 2023年1月11日(水) | ||||||
地域別ウェビナー(4) | 19:00-21:30 | 1月19日(木) | 1月24日(火) | 1月20日(金) | 1月23日(月) | 1月19日(木) | 1月24日(火) | 1月23日(月) |
現地報告会 | 10:00-13:00(A) 14:00-17:00(B) |
2月5日(日)(B) | 2月5日(日)(A) | 2月4日(土)(B) | 2月11日(土)(B) | 2月4日(土)(A) | 2月11日(土)(B) | 2月11日(土)(A) |
全体発表会 | 13:30-16:30 | 2月18日(土) |
(株)エーゼロ厚真 取締役
株式会社フェリシモ 地域共働部部長、
株式会社hope for取締役
株式会社街づくりまんぼう
街づくり事業部 部長
moritoki主宰
有限会社きたもっく
地域資源活用事業部長
百年センター マネージャー
ジソウラボ 代表理事 林業家
株式会社島田木材 代表取締役
ジソウラボ 理事 NAT.Development CEO 株式会社藤井組 常務取締役
株式会社ROOTS 共同代表
合同会社ブリコルース代表
株式会社MATCHA 編集者
食と旅のコーディネーター
株式会社うむさんラボ 取締役
一般社団法人プロモーションうるま 理事
株式会社リ・パブリック共同代表
株式会社リ・パブリック共同代表
株式会社リ・パブリックシニアディレクター / MOMENT編集長
株式会社リ・パブリックシニアディレクター
migakiba 2021-2022の活動をまとめた冊子。
全講師の一覧や参加者データなどもご覧いただけます。
応募は2~5人1組のチーム単位で受け付けます。7地域から希望地域を選択し応募してください。
選択した地域の上記開催日程に参加できること
各地域毎に、約20名程度
2022年9月16日(金) 〜2023年2月18日(土)
開催日程は上記参照。期間中は、チーム・個人でのリサーチ、プロトタイピングなどの課題制作なども予定しています。
無料(ただし、現地へ行く際の交通費や宿泊費などは自己負担)
下記応募フォームより必要事項を記入の上、申し込みください。
2022年8月29日(月)18:00 2022年9月2日(金)18:00 までに延長。
チームの代表の方にメールにてご連絡させていただきます。
2022年9月5日(月)頃より順次予定