migakiba nayoroのイメージ写真。晴天に恵まれた、なよろ健康の森に集まった人たちの様子。両手に持ったクロスカントリースキーのポールで身体を支えながら、足を前後に開き、沈み込んでいる様子が写っています。

01: 北海道・北海道名寄市

健康とは? スポーツとは?
「身体性」の本質に向き合う

土地の特性や自然により心身ともに健やかな人を育まれる、そして、自ら主体的に動く能動的な人がその地域の文化や豊かさを育んでいく――人と土地のよりよい関係性と好循環を生み出すこと、それが私たちNスポーツコミッションの目指す姿です。migakiba nayoroのテーマである「健やかな身体を育む土地」は、名寄が持つ豊かな自然と自分の身体を自分で動かすというスポーツの根源的な要素とを掛け合わせることで、どんな可能性が生まれるのか、「スポーツ」の枠に留まらずに模索したいという思いで設定しました。

テーマに集まったのは、日本全国から6チーム21名。コーチングやジムをはじめとするスポーツ業界の企業や、地域デザインやサービスデザインをメイン事業としている企業、また名寄市の友人同士、近隣の下川町で活動する教育・少年団関係者らがそれぞれチームをつくり、内外さまざまな視点が入り交じることとなりました。

事務局はNスポーツコミッションの事務局次長を務め、地域のコミュニティスペースを運営する黒井を中心に、スペースを共同運営する獣医師、名寄在住の料理研究家など4名が務めました。また現地報告会には名寄市市長や商工会議所会頭、商店街の経営者、オリンピック金メダリストで名寄市スポーツ振興アドバイザーを務める阿部雅司さんも参加しました。

フィールドワークでは、市内に点在するスポーツ施設や、名寄の歴史を学べる北国博物館などを往訪。スポーツ振興だけでなく、市民がいかに雪と共存し、冬の楽しみを見出してきたのかという雪国の文化の系譜も学ぶことができました。なかには無料で体験できるクロスカントリースキーコース(7km)にチャレンジするチームも現れ、自ら身体を動かしてこその気づきが、企画の強力なコンセプトになったこともmigakibaらしいステップでした。

「健康」や「スポーツ」という言葉に、こんなにも多様な切り口があるのかと驚いた今回の研修。部活動や総合型スポーツクラブといったスポーツ界隈で話題のキーワードのほかに、ツーリズム、文化、経済活性、街の魅力の再発見などなど。「豊かな自然を身体で享受することで生まれる、力強い土地と人との関係性」というテーマの奥深さに改めて気づかされた3ヶ月でした。今回のご縁をつなげていきたいと思います!

写真:migakiba nayoroの現地事務局代表、黒井理恵さん

事務局代表

Nスポーツコミッション 事務局次長

黒井 理恵

現地事務局・メンター

写真:migakiba nayoroの現地アドバイザー、三瓶孝男さん

三瓶 孝男

有限会社なにいろ研究所 所長

写真:migakiba nayoroの現地チーム、石田雅子さん

石田 雅子

料理研究家

Fieldwork見てきた場所

道内外の参加者が集った1泊2日のフィールドワーク。1日目はガイドツアー形式で、名寄ピヤシリスキー場をはじめ、市内スポーツ・文化拠点を貸し切りバスでめぐりました。名寄北国博物館では、学芸員の方から歴史についてレクチャー。2日目は自由行動で、関心事によって、インタビューやノルディックスキーの体験など、各チームが積極的に行動しました。リサーチの合間には、現地事務局の拠点naniro BASE&Lab.に集まり、リサーチの状況などを共有し合い、ともに名寄への理解を深めあいました。

フィールドワーク訪問中の写真です。雪舞う中で、フィールドツアーの参加者が、ピヤシリスキー場のすぐそばにあるスキージャンプ台を眺めています。
名寄ピヤシリスキー場とジャンプ台
フィールドワークの集合写真です。3チーム9名が参加しました。リサーチ中には質問が飛び交い、チームをこえ良い刺激を受け合いました。
なよろ健康の森で集合写真

Lecturer話を聞いた人

オリエンテーションでは、ドイツ在住ジャーナリストの高松平蔵さんに「健康に暮らせる街の作り方~ドイツの事例から~」をテーマに、ドイツの地域スポーツクラブの持つ意義、また、社会的背景についてお話を伺いました。ウェビナー(1)では隣町の下川町で活動する麻生翼さんに「地域資源を活用した活動の立ち上げについて~下川町の広葉樹を活かす「しもかわ広葉樹」プロジェクトを事例に~」をテーマに、ローカル・環境事業の実践についてご自身の経験をもとにお話しいただきました。

写真:migakiba nayoroのテーマ講師、ドイツ在住ジャーナリスト、高松平蔵氏

テーマ講師

高松 平蔵

ドイツ在住ジャーナリスト

写真:migakiba nayoroの環境講師、特定非営利活動法人森の生活 代表理事、麻生翼氏

環境講師

麻生 翼

特定非営利活動法人森の生活
代表理事

Presentation現地報告会

名寄の現地報告会はオンラインとオフラインのハイブリッドで実施。会場naniro BASE&Lab.には加藤市長はじめとした地域のゲスト約10名が、スクリーン越しに6チームの発表を見守ってくれました。
当日は14時にスタート。約3ヵ月間の取り組みを振り返り、各チームの発表へと移りました。最後の最後まで企画や資料を調整し、熱のこもった発表となりました。各プレゼンテーション後には、現地事務局の黒井理恵さん、ゲストで来てくださった加藤市長、商工会議所の藤田会頭はじめ、名寄の皆様から、あたたかいねぎらいと、鋭いフィードバックをもらいました。会場では、発表ごとに自然と拍手が沸き上がり、「明日にでもやりたい」という心強い感想もいただきました。
後半は、ゲストコメンテーターの麻生翼さんを加えた、現地事務局のトークセッションです。「どのプロジェクトも名寄で実現する一歩手前まで来ている」という黒井さんの言葉を皮切りに、地域でプロジェクトを実行するときの心構えとポイントをテーマに話し合いました。実装の手前まで来ているプロジェクトも多く、次は名寄で会いたいという気持ちを皆でふくらませ終了しました。

現地報告会の会場であるnaniro BASE&Lab.にいる加藤市長が、発表者へコメントをしている様子です
会場に集まった加藤市長はじめゲストの方々が熱心に発表を聞いてくださいました
現地報告会の会場であるnaniro BASE&Lab.の画面に、オンライン越しに発表する発表者が映っています
現地報告会は、オンラインとオフライン(会場)のハイブリッドで実施しました